【読了】理解する技術 情報の本質がわかる
◼︎タイトル
理解する技術 情報の本質がわかる
◼︎著者
藤沢晃治
◼︎メモ
○情報収集は見切り発車がいい
中途半端な理解でも「アウトプット」を行う。それにより自分がどこを理解していないのか、何がわかっていないのか、がはっきりとする。アウトプットしながらインプットしていくほうが、効率的である。
→アジャイル的な。
○脳の情報処理の仕組み
脳の仕組みを分解すると「一次記憶」と「二次記憶」に分けられる。
[一次記憶] 入ってきた情報を吟味、解釈するための一時的な作業場で、短期記憶とも呼ばれる。(=脳内関所)
[二次記憶] 短期記憶で処理した情報を長期的に渡って保存しておく場所で、、長期記憶とも呼ばれる。
脳内関所の役割としては以下の5つが挙げられる。
1.情報の大きさをチェックする
一度に大きな情報を扱えないため、小さな情報以外は受け付けてくれない。
2.脳内辞書の棚から必要な辞書を選ぶ
脳内には色々なカテゴリー分けされた辞書があり、関連のありそうなカテゴリーの棚から必要な辞書を選んでくれる。
3.情報構造の分析をする
情報の構造(対等な関係、メイン・サブの関係など)を分析し、図や表のようなものでまとめられる。
4.論理性をチェックする
腑に落ちないことは脳内関所を通過できず、長期記憶には残らない。納得のいく根拠があって初めて長期記憶として留まることができる。
5.脳内辞書に格納して意味を確定する
自分の持っている過去の情報と関連付けられたときに情報の意味が明確にになり、「理解できた」と感じることができる。
○80:20の法則
ウェイトの重い重要なキーワード20%をおさえておけば、全体の80%くらいが理解できてしまう。